2026年1月17日(土)、アメニティいわき様にて、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を活用したSDGs研修を実施しました。
アメニティいわき様では毎月定例のSDGs勉強会を開催しており、SDGs宣言書のアップデートも現在進行中です。
今回は新メンバーも加わり、組織の垣根を超えた熱気あふれるワークショップとなりました。



「経済か、環境か」という究極のジレンマ
本研修の目的は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、なぜ世界が動いているのかを「自分ごと」として体感することにあります。
参加者は「政府」「自動車メーカー」「環境NPO」など12のチームに分かれ、資金(経済)と温室効果ガス(環境)のバランスを取りながらゴールを目指しました。




序盤の苦戦と危機
当初は自組織の利益を優先するあまり排出量が増加し、「2013年以前の環境に逆戻り」という危機的イベントが発生。
会場には現実社会さながらの重苦しい緊張感が漂いました。
転換点は「対話」と「協働」
しかし、中盤から変化が訪れます。
「自チームだけでは達成できない」と気づいた参加者たちが、チームを超えて対話を始めたのです。
「資金を援助するから、この技術で排出量を減らしてほしい」
こうした具体的な交渉が連鎖し、最終ターンでは排出量を抑えつつ、全体資金を大きく伸ばすことに成功しました 。
研修結果:シミュレーションが示す「デカップリング」への道筋
最終的に、以下のような驚くべき成果を得ることができました。
- 経済面:全体資金が60,000Mから82,000Mへ(約1.36倍の成長)
- 環境面:温室効果ガス排出量を11億トンから1億トンへ削減(約91%減)

まさに「経済成長と環境負荷低減の両立(デカップリング)」への道筋を、シミュレーションを通じて描き出した瞬間でした。


■参加者の声
環境NPOとして吸収量アップに成功したが、なぜ成功したか他者の動きが気になり、周囲との関わりの重要性を再認識した 。
前回より難易度が高く、自分のアクションが排出削減に繋がるか見極める必要性を感じ、情報共有の大切さを学んだ 。
住宅メーカーとしてペアの初心者をフォローしつつ、失敗から学ぶことの大切さや「周囲を巻き込む」成長の必要性を感じた 。
チームでの協力によりトラップカードを回避でき、吸収量が増えたことに達成感を得て、自身の成長を実感した 。
初参加で他チームとの情報共有の有利さを実感し、実生活でも多角的な視点と協力体制を活かしたいと考えた 。
終盤に自分の利益目標のために大量生産(ドボン)をしてしまい、持続可能な経済目標の重要性を反省と共に学んだ 。
食品メーカーとして個人目標は未達だったが、トラップ回避や他部署メンバーとの交流を通じて組織での行動を考えるきっかけとなった 。
IT事業者として環境を意識しすぎて経営が疎かになった点から、利益と環境意識のバランスの必要性を痛感した 。
政府担当として排出量削減の目標は達成したが、資金がゼロになった経験から、現実社会での多側面な考慮の必要性を学んだ 。
排出と吸収のバランスを考える難しさを面白さと捉え、SDGsメンバーのフォローにより課題を「自分ゴト」化できた 。
自動車メーカーとしてペアの意見を取り入れたことで成功し、一人での限界と一丸となって協力する重要性を知った 。
金融機関として他チームへ資金融通できたことに喜びを感じ、高い成果には協力が不可欠であることを再確認した 。
商社として資金目標に届かず悔しさを感じ、環境と売上の両立という現実的な課題の難しさを印象的に受け止めた 。
自動車メーカーとして単独でゴールしてしまったため、ゲームの醍醐味である他者との関わりが少なかった 。
農林業の視点から、誰かが良くなれば誰かが悪くなるという経済の仕組みを学び、他者を思いやる「横の繋がり」の必要性を感じた 。
「個人目標と全体(環境)目標の両立の難しさ」と、それを乗り越えるための「他者との協力の重要性」を強く実感した研修となりました 。
参加した皆さん、お疲れ様でした!この経験を実際の業務にも活かしていきましょう💪
結び:持続可能な経営は「生存戦略」である
カーボンニュートラルへの対応は、もはや社会貢献の域を超え、企業の存続をかけた「経営戦略」そのものです。
法令遵守(コンプライアンス)の徹底と、持続可能なビジネスモデルへの転換。この両輪をどう回していくかが問われています。
「何から手をつければいいのかわからない」
「事業計画にどう組み込むべきか」
とお悩みの経営者様へ。
当事務所では、行政書士としての法務的知見と、SDGsコンサルタントとしての戦略的視点の両面から、貴社のパートナーとして伴走いたします。
まずは貴社の現状を整理し、持続可能な未来へのロードマップを描きませんか?

