今回で第9回目となりました。
今回のテーマは「17ゴールを分けてみよう」
- SDGsは、世界のすべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面を17ゴールに分け、バランスがとれた社会を目指す世界共通の目標です。
- 「経済」「社会」「環境」のバランスを保ちながら、経済的要素、社会的要素、環境的要素の観点からこれからの行動を評価することを意味しています。
1.17ゴールを「経済」「社会」「環境」などの3つ以上のグループに分けてみる。
2.3つ以上に分けたグループに順番をつけてみる。
- 日常の業務や暮らしとSDGsのゴールをつなげ、SDGsのゴールから観てみることで、SDGsとひとりひとりの未来を重ねるワーク。
- できるだけシンプルな日常の業務や自分の暮らしを思い浮かべてみる。
- つながるSDGsのゴールをよく見てどのグループに該当するかを並べてみる。
- 正解よりも納得解を見つける。
- 周りと比較をしない。
振り返り
最後にSDGsウェディングケーキモデルで答え合わせをしました。
SDGsウェディングケーキモデルとは
スウェーデンのストックホルムにあるレジリエンス研究所のヨハン・ロックストローム博士とパヴァン・スクデフ博士らによって2016年に提唱された、“SDGsの概念”を表す構造モデルのことです。
SDGs17ゴールのグループや各目標同士の関係性をつかむことにつながります。
生物圏・環境グループ
すべての生物が地球で生きるための最低限の目標。
- 目標6.安全な水とトイレを世界中に
- 目標13.気候変動に具体的な対策を
- 目標14.海の豊かさを守ろう
- 目標15.陸の豊かさも守ろう
社会圏・社会グループ
ひとりの人間として、適正な尊厳を保ちながら生きられる社会の目標。
- 目標1.貧困をなくそう
- 目標2.飢餓をゼロに
- 目標3.すべての人に健康と福祉を
- 目標4.質の高い教育をみんなに
- 目標5.ジェンダー平等を実現しよう
- 目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 目標11.住み続けられるまちづくりを
- 目標16.平和と公正をすべての人に
経済圏・経済グループ
自分の判断で自由に選択でき、生きていくために必要な経済の目標。
- 目標8. 働きがいも経済成長も
- 目標9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標10.人や国の不平等をなくそう
- 目標12.つくる責任 つかう責任
環境の安定化があって社会は成り立ち、社会の安定化があって経済の発展が可能になる
経済発展には飢餓や貧困、健康や教育、ジェンダー平等、まちづくりなどの社会の安定が不可欠
人類が生活を営む安定した社会は、豊かな自然環境によって支えられている
頂点にある目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
目標17は、世界の国々や自治体、企業や個人をはじめとした「全ての人々」が協力し合い、パートナーシップを組むことで、持続可能な社会を作り上げることを目標にしています。
このウェディングーキモデルは、SDGsの概念自体を表しており、この構造を理解することで、「17の目標が設定されている意味合い」「持続可能性に必要な考え」の理解と気づきを深めることにつながります。