本日はいわきスターカフェ「SDGs in FMいわきリスナーとつながる持続可能な未来プロジェクト」の収録日。
2026年2月の毎週月曜日15時30分より16時まで放送されます。(再放送:翌火曜日 06:30-07:00)
ListenRadio(リスラジ)でも聞くことができます。
FMいわき「いわきスターカフェ」に出演しております。
テーマは「2030年まで残り5年。地域の中小企業が生き残るためのSDGs戦略」です。
■ 夏休みの宿題で言うと、今は「8月25日」
2015年に始まったSDGsも、ゴールである2030年まで残り5年を切りました。 これを夏休みの宿題期間に例えるなら、今は*8月25日」の状態です。
「まだ先のこと」ではなく、「今すぐ着手しなければ新学期(2030年以降のビジネス)に間に合わない」という危機的なフェーズに入っています。
本記事では、経営者の皆様が直面する「環境変化への適応」と「企業価値の向上」について、行政書士の視点から整理します 。
1. 「きれいごと」ではなく「取引条件」になったSDGs
これまでのSDGsは「社会貢献」の色合いが強いものでした。しかし、2025年を過ぎた現在、その意味合いは大きく変わっています。
- サプライチェーンからの選別:
- 親会社や取引先から脱炭素への取り組みを求められ、対応できない企業は取引停止のリスクがあります。
- 金融機関の評価:
- 融資判断において、非財務情報(環境・社会への配慮)が重要視される傾向が強まっています。
つまり、SDGsへの取り組みは、売上を作るための「攻め」であると同時に、将来の経営リスクを回避する「守り(盾)」でもあるのです。

2. いわきモデルに学ぶ「エネルギーの衣替え」
かつて「炭鉱の街」として日本のエネルギーを支えたいわき市は、いま「風と水素の街」へと変貌を遂げようとしています。
これは全く新しい挑戦というよりも、地域にある資源(風)を活かし、エネルギーの種類を変える「衣替え」と言えます。
中小企業においても同様です。
- 「環境コスト」と捉えるか、「効率化投資」と捉えるか。
- 省エネ機器やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入は、光熱費削減だけでなく、人手不足をカバーする生産性向上にも直結します。
地域内でエネルギーとお金を循環させるこの視点こそが、持続可能な経営の鍵となります。

3. Z世代に選ばれる「採用戦略」としての側面
深刻な人手不足の中、若い世代(Z世代)は就職先を選ぶ際に「企業の社会貢献度」や「将来性」をシビアに見ています。
- 逃げ出す会社:
- 古い体質、環境配慮なし、将来への不安。
- 集まる会社:
- スマート経営、脱炭素への投資、働きがい。
環境への投資は、実は「人材への投資」と同義です。
環境への投資は、実は「人材への投資」と同義です。
選ばれる企業になるためには、SDGsへの取り組みを可視化し、発信することが最強の採用武器となります。

4. 信頼の証となる「ガバナンスと人権」
環境(E)だけでなく、社会(S)やガバナンス(G)への対応も急務です。
特に、子どもや従業員の安全を守る仕組み作りは、企業としての信頼の土台(コンプライアンス)です。
昨今注目されている「日本版DBS(子どもと接する業務に就く際の性犯罪歴確認の仕組み)」への対応や、人権デューデリジェンスなど、法令遵守のハードルは年々上がっています。
「知らなかった」では済まされないリスク管理が、経営者に求められています。

5. 2026年、まず始めるべき3つのアクション
「知る」段階は終わりました。
今年は「変える年」にしましょう。
明日からできる具体的なアクションの一例です。
- 省エネ・見直し(STEP 1):
- 冬の電気代削減や、無駄な業務の洗い出しを行う。
- 地産地消・連携(STEP 2):
- 地元の製品を購入し、地域企業との繋がりを強化する(エシカル消費)。
- 発信・宣言(STEP 3):
- 小さな取り組みでもSNS等で発信し、安全対策やSDGs宣言を明示する。
まとめ:未来へのリスクを減らし、信頼を勝ち取るために
SDGsは、変化の激しい時代において「未来の売上を守る盾」となります。
補助金の活用、事業計画の策定、あるいは「SDGs宣言」の作成など、最初の一歩を踏み出す際に専門家のサポートが必要な場面も多いかと思います。
当事務所では、法令遵守(コンプライアンス)の観点と、経営持続性の観点の両面から、御社の取り組みをサポートいたします。
「何から始めればいいかわからない」という経営者様は、ぜひ一度ご相談ください。

