1月26日に以下のいわき市議会議員の有志の皆様と「第一回SDGs勉強会」を開催しました。
- 馬上卓也(もうえ たくや)
- 田頭弘毅(たがしら こうき)
- 平子善一(たいらこ ぜんいち)
- 吉田雅人(よしだ まさと)
- 小菅悟(こすげ さとる)…今回の勉強会企画者です。
小菅さんには会場の手配やプロジェクターのご準備をしていただきました。
貴重なお時間の中でご参加いただきました。
勉強会のきっかけは小菅議員
きっかけは、小菅議員と昨年10月の大熊町で開催された うつくしま地球温暖化防止活動推進員養成研修会 でばったりお会いしたことしでした。(私も数年前から推進員として登録しております。)
地球温暖化防止活動とSDGsとは強い親和性があることから、小菅議員から「一度SDGsについて学ばせてほしい」とのお話しをいただき、新型コロナウイルス蔓延の状況もみながら実施時期を調整しておりました。
参加メンバーはSDGsに興味のある方とのこと。
うつくしま地球温暖化防止活動推進員とは
福島県内で地球温暖化防止活動を実践し、地球温暖化に関する知識などを広く県民に普及啓発を図るために、「うつくしま地球温暖化防止活動推進員」を福島県知事が委嘱しています。
推進員の主な活動内容
・県民からの地球温暖化防止活動に関する相談への対応
・地域の環境フェスティバルに出展し地球温暖化防止活動の啓発活動
・町内会、公民館、学校、企業の地球温暖化に関する勉強会、セミナー、講演会の講師
・企業向けグリーン経営に関するセミナーの講師
・地球温暖化防止活動の役立つ啓発グッズの制作
・エコチャレンジや福島議定書へ参加を促す活動
・COOL CHOICEの普及活動
・その他、県民や企業等から依頼があったことなど
勉強会の内容(一部)
💦資料がどんどん増えてしまいました。
SDGsのキホン...17ゴールについて、知識、考え方
- SDGsとは
- SDGs17ゴールについて
- 持続可能な開発の3つの要素
- SDGsに策定された背景
- SDGsの本質とは?
- ゴールごとの関連キーワード、自治体行政の具体例、私たちのできること(例)
行政とSDGs
- 国の進めている地方創生SDGsとは
- なぜ行政にSDGsが必要なのか
- 私から見たいわき市とSDGs
- 内閣府のSDGs自治体調査へのいわき市の回答内容と現状との乖離
- 地方創生に向けた自治体アンケート結果からみるこれからの自治体の課題
- SDGsを知ることで持続可能な施策を重視…優先順位の大転換
推進している自治体の事例
- 議員勉強会、職員勉強会
- SDGs条例の制定
- SDGs専用サイトの設置
- SDGsの啓発に自治体、企業、市民が一体化(首長、議員、職員、経営者、会社員も最終的にはひとりの市民)の仕組み仕掛けづくり。
- 首長、議員、自治体が「けん引」、企業や団体が「加速」、そして市民が「行動変容」すると一気に変わる
個人としての価値観、考え方が行動に、行動が変われば結果が変わる。
SDGsとカーボンニュートラルとの関係性について
- カーボンニュートラルはSDGs17ゴールのひとつ、他のゴールとの関係性を知ることが大切。
- 地球温暖化(ゴール13)とSDGsゴールとの関連性「すべてはつながっている」
- バイオマス発電は本当にカーボンニュートラルか
いわき市役所内のSDGs状況(市議会議員との対話の一例)
そもそも正式にSDGs宣言していないのに・・・
- 委員会で突如SDGs標語コンクールが開催されたこと。
- 教育関係のSDGsに関する取り組みは急速に進んでいる。
- 市側に問い合わせすると「SDGsはやっている」「理念は尊重している」と回答する。(が具体性がない)
- 公表されている政府へのアンケートには「SDGsを推進している」と回答している。
- 政府のアンケートに回答しているSDGsを推進する窓口がいわき市のホームページでは明確になっていない。
※自治体別 地方創生SDGs達成に向けた取組状況(令和4年11月時点)をご参照ください。
- いわき市のホームページにはSDGsに関するメニューがない。
「いわき市 SDGs」で検索してもいわき市役所のサイトがなかなか見つかりません。
- 「いわき創生総合戦略」にひっそりとSDGsの17ゴールのアイコンが付いていたがそれが公表されていない。
勉強会後のコメント
本日の話がSDGsへの第一歩だと思います。今後、テーマ、行政事業の一つに絞ってSDG sとの関連性を解説していただくとより一層理解を深められるような気がしました。
SDGsとスポーツ、スポーツを通じてマチを元気にする。
世代、性別、障害、地域の垣根を超えることができるのが『スポーツ交流』ではないかと考えています。
これまで活動してきたことを更に発展させるためにも、SDGsのことを学んでいきたいと思いました。
SDGsという言葉は知っていても、中身を知る機会はこれまでなく、今まではなんとなくで通り過ぎていた言葉でした。
自治体と住民などそれぞれがSDGsという共通言語を持つことにより、行政の様々な 施策や地域課題・問題点などをハッキリと認識できるようになるのではないかという可能性を感じました。まずはSDGsを自分ごとと捉えることが大切だと学べました。
地球に生きる人間にとってSDGsに乗っ取った考えは今後ますます大切なことだと思います。
『SDGsは共通言語』というフレーズ。そう感じております。
193の国や地域が、文化も発展も違う中、地球に生きる全ての人達が理解し、向かえる目標であるからこそ、これからのスタンダードであるべきものであると思います。
SDGsというものを深く理解していない状態であったのだなと改めて考えさせられる体験となりました。
今回のお話を入口と捉え、今後機会を見ながらSDGsへのさらなる知識向上を図りたいと思います。
本日の勉強会は新たなスタート
いわき市をよりよいマチにするめために、SDGsの知識や考え方がとても有効な手段のひとつであると思っています。
これからも気軽に交流を続け、いわき市が素晴らしいマチになる未来を信じて活動していきたいと思います。