今回は会津美里町総合計画に基づくSDGs等普及啓発事業として、町内の高校生に対しSDGsに対する理解の増進を図るため、会津西陵高等学校探求学習SDGs研修会講師のご依頼をいただきました。(その第2回目)

 担当窓口は会津美里町役場 政策財政課政策企画係 鈴木係長と堀越さんです。

 昨年までは職員研修としてSDGs de 地方創生カードゲームを開催していただきました。

会津美里町

 会津美里町からのSDGsやカーボンニュートラル、脱炭素等に関する講師のご依頼はこれまで7回、今回で8回目です。

2021.3.25 SDGs de 地方創生カードゲーム オープン開催

2021.10.14 SDGsを町の計画と紐づけてみるワーク オープン開催

2022.9.28 SDGsボードゲーム ゲットザポイント オープン開催

2022.10.13 SDGs de 地方創生カードゲーム 職員研修

2023.10.24-1 SDGs de 地方創生カードゲーム 職員研修

2023.10.24-2 脱炭素まちづくりカレッジ オープン開催

2024.9.5 会津会津西陵高等学校にて SDGs de 地方創生カードゲーム

今回の画像を使用してスライドショーにしてみました。

会津西陵高等学校入口 当日はすばらしいお天気でした。

会津西陵高等学校の紹介

会津美里町役場の堀越さんと井島さん。
ゲーム会場の設営、運営、後片付けでは大変お世話になりました。🙇‍♂️

SDGs de 地方創生カードゲームとは

 

「SDGs de 地方創生」は、SDGsの考え方をヒントに、地方創生における「全体性」や「対話と協働」の重要性を体感的に学べるカードゲームです。


 日本各地の自治体や、ソーシャルセクターの具体的なアクションを題材に、多様なプロジェクトの実行を通じて持続可能な地域のつくり方を理解するゲーム型プログラムに参加。

 ゲーム中の学びから地方創生がうまくいくケースとそうでないケースの間にある違いは何かを考え、その上で「今、何が可能か?」という問いと向き合い、参加者一人一人が行動変容を起こすきっかけを提供します。 

SDGs と地方創生の考え方を学び、2030年までの10年間のまちづくりをリアルに体験・シミュレーションできるゲームがSDGs de 地方創生です。

SDGs de 地方創生カードゲームとは

イントロ

  1. SDGsとは?
  2. SDGsの背景にあること…世界と日本の状況
  3. 日本におけるSDGsの取り組み
  4. 地方創生とは?

ゲームの様子

前回の反省点を踏まえ運営側もいくつか改善を行った結果、スムーズに進められたと思います。

スタート時から活発に行動する光景が見られました。

「面白い」「楽しい」の声が聞こえてきました。

後半に入ると活動が停滞するチームが出てきました。

  • メーター(マグネット)が減ってしまって実行できないプログラムがある。
  • 人口が増えそうだと思ったプロジェクトを実行したが変わらなかった。
  • 人口が増えるプロジェクトが見つけられない。
  • 大きなプロジェクトを実行したが、メーターが増える分野と減る分野が同時に起きてしまった。

振り返り

  • 成功した時の理由、その時に起きていたこと、気をつけたこと
  • うまく行かなかった時の原因や自分たちの反省点
  • 現実世界でも起きていたり、似たようなケースがあると感じたプロジェクト
  • 現実世界でまちを良くするために、自分たちが行動すること

今回会津美里町として初めて高校生を対象としたSDGs de 地方創生カードゲームを開催しました。

参加した高校生の皆さんの感想、開催したことによる効果、運営上の反省点などをあらためてまとめる予定です。

とりあえず無事に終えたこと。すべての関係者の皆様に感謝です。

高校生が「まちづくり」と「SDGs(持続可能な開発目標)」の関係性を知る意

身近な課題と世界の課題の“つながり”に気づける

「貧困の解消」「質の高い教育」「住み続けられるまちづくり」など、地域にも関わる課題ばかりです。

高校生が自分の暮らすまちの課題(例:空き家、交通、自然環境、子どもの貧困など)を考えることで、SDGsとの接点に気づき、「自分ごと」として世界の課題を捉える力が育ちます。

地域の未来を担う意識と行動力が育まれる


まちづくりに関心を持ち、SDGsの視点で物事を捉えることで、「自分たちの手で地域の未来をつくる」という主体性が生まれます。

地域での課題解決やプロジェクトに関わる経験は、将来の進路選択や職業観にも良い影響を与えます。

多様な価値観や対話の力を学べる


まちづくりは、さまざまな世代や立場の人との対話によって成り立っています。

高校生が地域活動やSDGsワークショップなどに参加することで、多様な人と協力する力や、相手の意見を尊重しながら議論する力が自然と身につきます。


“持続可能な社会”を実現する人材の育成につながる


将来的に、どの職業に就くにしても「環境」「福祉」「経済のバランス」など、持続可能な視点は欠かせません。

高校時代からSDGsとまちづくりに関心を持つことは、持続可能な社会づくりに貢献できる人材になる第一歩です。

地域に誇りと愛着を持てるようになる


地域の魅力や課題に目を向け、解決策を考える過程で、「自分のまちってすごい」「もっと良くしたい」と思えるようになります。

それが、将来地元に戻って活躍したいという意欲にもつながるかもしれません。

こんな先生におすすめ!

  • 総合学習や探究活動でSDGsを扱っている
  • 生徒に「主体的に考え、動く力」を育てたい
  • 地域と学校の連携を強化したい
  • SDGsを“暗記科目”ではなく“実感”として伝えたい
  • 教師自身も、楽しく学びなおす場がほしい

先生が変われば、教室が変わる。
教室が変われば、地域も未来も変わっていく。
その一歩を、このゲームからはじめてみませんか?