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いわき支部会員企業である株式会社アミゼの根本社長が長年取り組んでいる生態系保護活動から、地域の現状と企業が取り組むべき自然環境問題を学ぶ。
(実施にあたりましては根本社長をはじめ、アミゼの社員の皆様には会場設営や環境整備で大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。)

小野町の本社はあいにくの雨模様。

私は福島県中小企業家同友会いわき支部環境委員会の運営側の一員として事前準備~資料説明~司会進行をいたしました。

  • 主催者側の環境委員会委員長のリビングソーラーの小野信彦さんからご挨拶。

  • 福島県中小企業家同友会代表理事の渡辺啓治さんより本日の期待なども含めてご挨拶。

  • 今回はいわき市生活環境部の齊藤部長が参加してくださいました。「アミゼさんの事業と生態系保護活動との関わり合いを学びたい。」とのこと。いわき市の部長が環境委員会の活動の参加してくださったのは初めてのようです。

いわき市のお話なども交えてより内容の濃い学びとなりました。

前半は座学

  1. 株式会社アミゼの会社概要
  2. 生態系保護活動の具体的活動内容
  3. 生態系保護活動に取り組むようになった背景…経営者の想い
  4. 30by30活動登録について…30by30とは
  5. アミゼのSDGs活動について…SDGs宣言書、定例活動内容

ホームページも新しくなりました。SDGsに対する取り組みもわかるよううになっていますね。

株式会社アミゼさんのホームページ

アミゼのSDGs活動について

アミゼ新聞でもSDGsとの関係性がわかるようになっています。

月刊アミゼ新聞

30by30について

2030年までに30%以上の自然を保全するという目標「30by30目標」の紹介

根本社長から、これまで取り組んできた生態系保護活動を企業価値向上につなげた経緯や今後の方向性などに意見交換も積極的に行われました。

  • 社員をどう巻き込んでいくのか
  • 納得性を高めるためにしていること

「これまでのような画一的な指示だけではなかなか難しいです。」と根本社長。

後半は現地視察

  • アミゼの森~ミツバチ養蜂場所の視察
  • 山野草の場所、育成の仕方のお話し
  • 養蜂の場所、飼育方法、注意している点のお話し

現地視察も雨の中ながら無事に終えることができました。

リユースショップ「なんだかんだ」にも立ち寄りました

このショップはアミゼのSDGs宣言書に主要ゴール12「つくる責任、つかう責任」、5Rにつながる活動の代表例です。

捨てる前に「使えるモノは再利用」。

なので店舗名はリサイクルではなくリユースなのだと根本社長。

参加者の感想や意見など

  • 今回の視察事業を通して、改めて、企業における自社の取り組み(ご自身のライフワーク)におけるアウトプット(外部発信)することの重要性を実感できました。
    • このアウトプットの際に、①自社の事業(経営理念)の分析・理解・方向性を定めていることと、②SDGsのような世界共通のものさしのフィルターを通していることが大切なポイントと感じました。
    • 「単なる取り組み」を「全国レベル・世界へ向けたアピール」「自社の付加価値の創造」へつなげることができるという点で、大変、他の企業さんの今後の行動への示唆に富んでいるものと思いました。
  • 地球環境とってプラスになる活動、マイナスを減らしていく活動、緩和と適応対策の実行など、「行動しなければ何も変わらない」ことを今回アミゼ様より教わりました。
  • 里山事業は国自治体でやることと思っていましたが何人でも少しずつ参加していけば、将来日本の山も良くなっていくのではないかと思っています。日本が少しずつ落ち込んでいく中、楽しんで行動しているのがうらやましく感じました。
  • 20 年以上かけてコツコツ造り上げた「アミゼの森」。この環境をさらに魅力的なものにして欲しい‼
  • 主事業も営業しつつ環境事業(新しい)を平行して運営していくアミゼ様に様々なヒントをいただきました。「1 人の100 歩より100 人の1 歩」とても良い言葉であると思います。今後の会社運営において環境との関わりを続けていけるような活動をしていきたいと考えさせられました。有難うございました。
  • 雨と雷での開催でしたが、いざ現地の見学会には雨があがり百聞は一見にしかず、実際みかけることで根本社長への思いと苦労を感じることが出来ました。引き続き定点的に見に行きたいと思います。
  • 賛同したら→対外発信する(自社HP でOK)
  • 言葉で表現する人はいても、行動や形であらわす人は少ないので感動しました。
  • 作る、壊す、再生がすべて人の力が大切なんだと改めて感じました。今回学んだことを一人でもくの人に発信していきたいと思います。
  • 百聞は一見にしかず、HP や記事で見るよりも現場で社長の想いを聴けたことがよかったです。このような人柄でこのような取組みをされている人なんだなぁと思いました。
  • 山を手に入れて自然を生かす事の大切さ。廃品回収で廃棄するのではなく再利用販売している。
  • 真剣に取り組んでいる姿に感動しました。気候変動、生態系の変化は寂しさも感じています。心やすらぐ環境を作れたらと思います。
  • いつも話題になっている「アミゼの森」にやっと来ることができました。大変勉強になりました。社長ご自身の取り組みから徐々に社員さん達にも協力してもらいながら進む姿に感銘を受けました。
  • アミゼさんの企業理念に側した活動に感動しました。今後、社員を巻き込んだ事業へ発展する事を期待しています。
  • 杉山を少しずつ減らし、雑木材を増やしてみてはどうですか?四季の変化を見たいです。