行政書士になって初体験です。

企業支援関係と実務経験談として講師を担当しました。

福島県行政書士会では毎年秋ごろに2日間に分けて実施していますが、今回はその一部を担当いたしました。

講師用の資料作りを経て、実は私自身が最も学びを深めたかもしれません。

資料作りの過程での成果物


「いつかそのうちに」とモヤモヤしていた懸案事項があったのですが、今回の講師をすることがきっかけで、あらためて外部公表用として整理しなおすことができました。

  • 専門分野/得意分野
  • 業務内容の特徴
  • (改訂版)経営理念
  • (改訂版)SDGs宣言
  • SWOT分析~クロスSWOT戦略

お話しした概要

顧問業務を始めた背景や経緯

  • 独立開業初期に直面した課題から、現有スキルでもやれることをやるという方針の中から開始したこと。

SDGs・脱炭素・カーボンニュートラルに取り組むようになったきっかけ

  • SDGsを学んでいく中で、「well thinking(考え方)」「well doing(やり方)」から「well being(あり方)」へ繋げるものとして捉えるようになりました。
  • 行政書士業務とSDGsとは親和性が高いことを整理するため、17の目標を関連づけた業務例の資料を作ることができました 。

従来型の顧問業務×SDGs導入推進業務

  • 顧問契約につながる入り口に「SDGs・脱炭素への関心から」が増えて新たな付加価値になりました。
    • SDGsを取り込んだ経営方針や戦略策定
    • SDGs宣言書の作成支援
    • 定例のSDGs教育
    • カードゲーム
    • SDGsを起点にしたワークショップ
    • SDGs活動の情報発信、登録支援

顧問業務の新しい形ーサポートから共創へ

  • 顧問業務にいたるステップを4段階のレベルで捉え、最終的な「共創・価値創造型(パートナーシップ)」を目指すことを図式化することができました。

顧問業務の実践戦略と成功のポイント

  • 顧問契約が成功している理由をまとめてみました。
  • 顧問契約は「偶然のチャンスを逃さない行動」「必然としての不断の行動」の結果であることを体感しています。
  • クイックレスポンス(≠クイックアンサー)は品質のひとつであることをお話ししました。
  • 発信の重要性として「昔は信頼は紹介から→今は信頼は発信から」とし、SNSやWEBでの発信がブランディングや信用構築に不可欠であるという考えをお話ししました。。
  • 行政書士が「連携のハブ」になることを目指すのが目標ですとお話ししました。

参加者の皆様がこの資料から何かのヒントを得て、今後私たちと“持続可能な”ネットワークを構築することができたらうれしいです。。

本当でしたらアウトプットとしての振り返りのワークがあると知識とし定着するので、あらためて希望する方向けに実施できたらと思います。

こんな感想が寄せられました。(要約)

開業時の新人が抱える悩み、ジレンマについての解説は、まさに私が直面していることであり、自分のことのように聴いてました。
また、開業時から現在に至るまでの経過や業務の進化がわかりやすくまとめられており、イメージしやすかったです。そして、自らの業務を俯瞰し、多面的に検証することで新たなビジネスの創出に至るプロセスは、視野狭窄に陥りやすい新人行政書士にとって良い方向性を示していただいたと思います。
何より、これだけのボリュームある内容を10分余裕をもって終えられており、講義は聞き取りやすい声でよどみなく、ちょうどよいテンポで話されていたのはさすがとしか言いようがありません。

話を聞き自分の強みの確認と、どう事務所経営をしていくのかを考えさせられました。

まさにメールのやり取りや、私がFacebookをやっているのを知って連絡をくださり、先生が友達としての第1号となりました。
そのクイックレスポンスとおっしゃっていたことを再確認し、頭が下がる思いであります。

「学び直しやアウトプット」については関心ありますので、可能であればWSなどに誘っていただけると幸甚です。

SDGsの視点や「社長の右腕」サービスなど今後の事業者さんとの関わりにおいて大変為になる考え方を学ばさせていただき感謝にたえません。

私は現在70歳なので今後10年間、事業者さんに役立つ行政書士を目指して、先生のSNS発信情報などから学ばさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

大内さんが企業顧問としてSDGsでどんな話をしていくのか、カードゲームや話し合いがどのようになされているのかの詳細をお聞きして深めたいです。

資料の見やすさ、内容、話し方いずれもとても素晴らしかったです。
特にSNSを駆使した情報発信は私も考えているところであり、時代を読んで業務に当たられていると感じました。

新人がどのような心境で、どのような問題に直面するか(しているか)を説明した上で、どのような対応をとってきたのか、その結果どのように現在に至っているかが分かりやすく説明されており、大変良かったと思っております。

時間の都合もあり、資料には無い部分は前のスクリーン画像を目で追うので精一杯になってしまった方もいたように思いました。

コネなし状態で開業されて貯金も底をつくような経験をされたとお聞きしました。しかし、現在のご活躍ぶりを拝見する限り、想像もつきません。打破するため、意識や実践されたことをお聞き出来ればと存じます。

充実した内容で、大変有益な時間を過ごすことができました。企業の顧問業務にはとても関心があり、専門業務にしていきたいと考えておりましたが、ビジョンはあるのですが、何から着手していけばよいのか全くわからず、試行錯誤の日々でございましたところ、この研修に出会った次第でございます。高まったモチベーションを今回の研修会だけで終わらせず、今後も知識、知見を深めていきたいと考えておりますので、勉強会やワークショップなどの機会があれば参加したいです。

事前配布資料と当日説明資料が一部異なる点についてのご意見をいただきました。

配布資料と説明資料が異なるのには理由があり「意図的」なものです。

【その理由】

  1. 説明内容と資料が同じ場合、説明を聞かずに資料だけを先めくりする人が出ます。それを防止するためです。
  2. 資料がどう活用、流用されるか不安なため、肝心な部分は配布していません。 当日画面撮影okなのはそのためです。
  3. 提出期限に対して、気合が入りすぎて追加修正をしてしまいました。次回もし講師を行うことがあれば反省点です。

ただし、当日の受講者で個別のご依頼があった方には条件付きで全編をお渡ししております。