コミュタン福島SDGs学習プログラム「福島とSDGs」の第5期講座の進行役を務めさせていただきました。全6回の講座で昨日が第5回目です。
今回は新型コロナウイルス感染防止対策のため完全リモート開催となりました。
全体のスケジュール
今回は№5です。(№3は大内参加しておりませんので報告は割愛させていただきます。)
前回までの振り返りと今後の予定(事務局&大内)
- 第1回 SDGsの基本と福島県の環境について
- 第2回 福島県の再生可能エネルギーの取り組みについて
- 第3回 施設見学…「磐城高箸」さん「ワンダーファーム」さん
- 第4回 気候変動と防災・まちづくりについて
今回のテーマと講師
今回のテーマ「農業と環境分野の取り組みを学ぶ」
お米のバイオマスプラスチックの生産を通じて、福島から農業と環境のリデザインに挑戦している企業の取り組みを学ぶ。
講演者
(株)バイオマスレジンホールディングス COO・取締役副社長
兼(株)スマートアグリ・リレーション 代表取締役
中谷内 美昭(なかやち よしあき)様
(株)スマートアグリ・リレーションズ
高橋 貢吉(たかはし こうきち)様(浪江町在住)
ふくしまベンチャーアワード2021 最優秀賞を受賞しました
農業と環境のリ・デザイン
お米のプラスチックで脱炭素社会へ貢献。浪江から世界へ!
【表彰式】
主な講座内容
- 脱プラと環境問題は表裏一体であること
- プラスチックごみと海洋プラスチック問題、地球温暖化問題
- バイオマスプラスチックの世界市場、プラスチックの国内市場
- バイオマスプラスチック「ライスレジン」
- ライスレジンは温室効果ガス削減に貢献
- ライスレジン製品事例、採用事例
- 浪江町でバイオマスプラスチック生産工場建設
関係するSDGsゴール(当日説明資料より)
- 住み良い環境づくり
- 廃棄米の再利用により食品廃棄の削減と再生
- 気候変動対策
- 海洋酸性化の抑制
- 紙の使用削減により森林資源の保護
- 地域企業や自治体との共創
大内からの補足説明内容
バイオプラスチックについて
- バイオプラスチックとは?
- バイオプラスチックの種類
プラスチック資源循環法の施行 2022.4.1~
- プラスチック資源循環促進法とは?
- スプーンなど使い捨てプラ12品⽬の削減を事業者に義務付ける⽅針
- バイオプラスチックへの注目度アップ
廃プラリサイクルについて
- 廃プラリサイクルの種類と比率
海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を 上回る
- プラスチックごみが海洋に流入する経路
個人ワーク~発表
それぞれ個人ワークをしてもらい、報告していただきました。
- 脱プラと環境問題で自分たちの身近にあるケース(自分が関係していること)を探してみよう。
- 地域で、団体で、学校で、会社ですぐできること、活動をする場合の自分の役割を考えてみよう。
1.では、「購入時の製造原料の確認」、「3Rを意識していく」、「海洋プラスチック問題に対して、自分たちもできるところから協力すること」などの意見が出ました。
2.では、「屋外で出たゴミを自分で持ち帰り自宅で処分する」、「ゴミの分別をしっかりと行う」、「買い物をする際には、エコバックを利用」などの意見が出ました。
様々な課題を“自分ゴト”としてとらえ・行動することが大切です。
今回は、初のオンライン開催となりましたが、皆さんのご協力で無事講座を開催することができました。
最後に第6期講座「SDGsカードゲーム」の概要と注意事項(事務局より)をお話しして講座は無事終了しました。