いわき市小名浜大原字西細野地にある「さくら保険事務所」様で開催いたしました。
実施のきっかけは中小企業家同友会いわき支部の仲間である松本光清様とのご縁でありました。ある日お電話が来て「当社のSDGsについてさらなるレベルアツプをしたい」とのこと。
実施の準備や打ち合わせでは常務の竹村むつみ様に大変お世話になりました。
ホームページはこちら
- 会社名 株式会社さくら保険事務所
- 所在地 〒971-8111 福島県いわき市小名浜大原字西細野地99-1
- 設立 平成18年9月1日
- 資本金 2,000万
- 代表者 代表取締役 佐々木 悟
- チーム スタッフ14名
- 取扱保険会社
■三井住友海上火災保険株式会社 新特級代理店
■三井住友海上あいおい生命保険株式会社・プラチナメンバー代理店
■アフラック生命保険株式会社
■メットライフ生命保険株式会社
- 取扱商品
■損害保険(自動車保険・自賠責保険・火災保険・傷害保険・各種積立保険・各種賠償責任保険等)
■生命保険(終身保険・収入保障保険・医療保険・ガン保険・個人年金・学資保険等)
- 資格一覧
■2級ファイナンシャル・プランニング技能士
■CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)
■損害保険トータルプランナー








さくら保険事務所におけるSDGs
- 会社としてSDGs宣言をした中で、SDGsを「自社のブランド」に取り込んでいくために、ひとりひとりがSDGsの知識を高め、お客様にしっかり説明できるようにする必要がある。
- SDGs活動のレベルを上げるため「PDCA」サイクルの回し方を習得していきたい。
学校でもSDGsについての教育が始まり、子供のほうがSDGsに詳しくなっていて質問に答えられなくなっていることも今回の背景にあるそうです。
ゲームスタート
冒頭に本日の福島民報記事をご紹介させていただきました。これもSDGsのゴールに関連する内容です。

最初はゲームルールに戸惑いもありましたが、中盤以降はいたるところで対話が生まれてきました。





徐々にコツを覚え始まり、調子に乗ってきたところで最後は時間切れとなりました。結果はこちら。
結果はこちら

- 「うまく行った点」「こうすればよかった点」
- 実施したプロジェクトカードの「17ゴールと関係」「実施したことによる影響」
について話し合っていただきました。
最後に補足説明させていただきました。

SDGsに関する保険業界の情報整理
- 保険業界のSDGsの取り組み内容
- SDGsに関連した保険商品
- 保険代理店のSDGs取り組み事例
SDGsウォッシュについて
- SDGsウォッシュとは
- ウォッシュとなりかねない目標(例)
- 実際の行動結果との乖離(例)
- 大手企業のウォッシュ(例)
SDGコンパス

ステップごとの具体的な内容について学ぶことのススメ。
GRI(Global Reporting Initiative)、国連グローバルコンパクト、持続可能な開発のための世界ビジネス評議会(World Business Council for Sustainable Development略してWBCSD)によって2016年3月に開発されたもので、こちらは日本語版です。
- SDGsを理解する
- 優先課題を決定する
- 目標を設定する
- 経営へ統合する
- 報告とコミュニケーションを行う
企業がSDGsを取り込む場合、最も参考になるものだと思います。
ステップ1からステップ5までのチェックポンイトを確認していくと、自社の不足部分や具体的にやるべきことが明確になってきます。
【チェックポイント(例)】

SDGs宣言の様式(例)
生理の貧困への支援が新たな社会課題に(トレード・オフの事例)
SDGsとCSRの正しい解釈
今回の研修を契機として、さくら保険事務所様が新しいSDGsのステップに入っていただけましたらとてもうれしいです。
民間企業がSDGsとまちづくりのカードゲームを体験する意義
SDGsの本質を“体感”として理解できる
カードゲームでは、ただの座学ではなく、ゲームを通じて「なぜSDGsが必要なのか」「持続可能でない状態とは何か」を直感的に学べます。これにより、SDGsが単なる“国連の目標”ではなく、日々の経営判断に直結する“自分ごと”として理解されます。
まちづくりとビジネスの接点を発見できる
ゲーム内では自治体・企業・住民などの様々な立場を演じながら、まちの課題に取り組みます。これにより、企業として地域にどのように貢献できるのか、逆に地域の課題が自社の事業機会となり得るかなど、ヒントを得ることができます。
多様なステークホルダーとの“対話力”が育まれる
他の参加者と協力・交渉しながらゲームを進めることで、立場の異なる人々と目標を共有し、調整する力(=ステークホルダー・ダイアログの力)を実践的に学べます。これは地域連携やCSR、共創ビジネスにおいて極めて重要な力です。
社内のSDGs推進・チームビルディングに役立つ
部署を超えた参加や異なる役割の体験は、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。「SDGs担当部署だけが動く」のではなく、全社でのSDGs浸透にも効果的です。
企業の未来戦略と地域の将来像をつなげるヒントに
持続可能なまちづくりと企業の持続可能な成長は、実は密接につながっています。ゲーム体験は、脱炭素・人口減少・高齢化・地域経済活性化といったリアルな課題に対し、自社がどのように関わっていけるかを考える「未来戦略」のきっかけになります。
こんな経営者におすすめ!
地域との関係性を強化したい経営者
地元に根差した企業として、自治体や地域住民ともっと良い関係を築きたい、と考えている方。
まちづくりの視点をゲームで体感することで、共創や連携のヒントを得られます。
新しい事業のヒントを探している経営者
成熟市場の中で、次のビジネスチャンスや社会課題解決型ビジネス(CSV)の種を探している方。
ゲーム中の課題や他参加者との対話から、思いがけない着想が得られることも。
社員の意識改革や一体感づくりをしたい経営者
社内にSDGsを浸透させたい、部門間連携を高めたいと考えている方。
ゲーム形式なので、楽しみながら学べ、社内研修にもぴったりです。
地域課題を“自分ごと”として捉えたい経営者
環境問題、人口減少、雇用の流動化など、地域が直面する問題に漠然と関心はあるが、具体的に何をすればいいかわからない方。
ゲームを通じて、実感と行動のヒントが得られます。
“社会的価値 × 経済的価値”の両立を目指す経営者
単なる利益追求だけでなく、社会や環境への貢献も企業価値と考える経営者。
まさにSDGsの考え方そのものであり、ビジョンと戦略の再構築に役立ちます。