SDGsカードゲームが社員研修や教育の現場で有効な理由

公認ファシリテーターが提供するカードゲームの種類

私がご提供できるものは以下になります

こちらについてはすべて公認ファシリテーターとなっております。

2030SDGs

2030年の世界を体験し、SDGs（持続可能な開発目標）の本質と、経済・環境・社会のバランス、そして協調の重要性を「腹落ち」して理解するためのシミュレーションゲームです。

参加者が経済、環境、社会のバランスを取りながら、それぞれの目標達成を目指すプロジェクトを進行し、2030年の世界をシミュレーションします。

個別の目標ではなく、経済・環境・社会の繋がりというSDGsの全体像を理解できます。また、自分の目標達成だけを追うと世界が偏ることを体験し、他者とのパートナーシップ（協働）の重要性を痛感できます。

楽しみながらSDGsの本質を学べる人気の体験プログラムです。世界の潮流とパートナーシップの重要性を体感します。自治体職員研修、企業のSDGs研修、教育機関で幅広く活用されています。

SDGs de 地方創生カードゲーム

地方創生のプロセスをSDGsの視点から理解するための協働型シミュレーションゲームです。ステークホルダー間の連携や、持続可能な地域づくりを実際に“体験しながら学べる”教育コンテンツとして、自治体研修・企業のSDGs研修に広く活用されています。

SDGsアウトサイドイン

「社会課題の解決」を起点として新規事業を創造し、収益の最大化を目指すビジネスゲームです。SDGsを単なる社会貢献ではなく、ビジネスチャンスとして捉え直すための、実践的なアプローチを体感させます。

「新規事業を通じて社会課題を解決することで収益の最大化を目指す」という、現代ビジネスの潮流である「アウトサイドイン」の考え方を体感的に理解することができます。

自社のリソース起点（プロダクトアウト）や市場ニーズ起点（マーケットイン）ではなく、未来の社会課題（未来の人類のニーズ）の解決を起点とした事業創造の思考法を学びます。

社会課題解決に必要なリソースが自社だけでは不足する場合、他社とのコラボレーション（共同制作）やコ・クリエーション（共創協働関係）といったパートナーシップの重要性を学びます。

SDGs Get The Point　(持続可能な資源の使い方)

小学生から大人まで全ての年代を対象に、SDGsの本質である「持続可能性（サステナビリティ）」の概念を、シンプルで分かりやすいゲームを通じて体感的に理解させるためのボードゲームです。

第3回 全日本ゲーミフィケーションコンペティションでグランプリ（大賞）を受賞するなど、ゲームデザインと学習効果において高い評価を受けています。

ゲームを通じて資源の使い方や競争・協力のバランスを体験し、「持続可能とは何か」という深い洞察と行動への気づきを促します。

ゲーム終了後に「明日からの日常の行動にどう落とすか」といった対話セッションへの接続を考慮した設計になっています。

脱炭素まちづくりカレッジ

自治体・企業・市民が協働しながら、地域の脱炭素を推進するための実践的なリカレント教育プログラムです。

気候変動の危機に直面する地域を持続可能にするため、地域の脱炭素化を推進する市民・組織の人材育成を目的としています。

「BASIC（基礎知識習得）」「PLAY!（削減シミュレーションゲーム）」「DESIGN（削減・適応策の構想）」の3ステップで構成され、知識から実践までを網羅します。

「PLAY!（削減シミュレーションゲーム）」では、2030年半減に向けてまちづくりの推進を疑似体験するロールプレイングゲーム型の未来体験プログラム「PLAY!」を提供します。

【実施例】

群馬県庁、石川県庁、福島県いわき市、福島県南相馬市、福島県会津美里町、兵庫県神戸市、島根県益田市、和歌山県かつらぎ町、沖縄科学技術大学院大学、鹿児島県立鹿屋工業高校、愛知県立半田商業高等学校、株式会社群馬銀行、株式会社竹中工務店、福島県中小企業家同友会いわき支部

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」

過去・現在の人間の活動が地球環境に与える影響を俯瞰し、「なぜカーボンニュートラルが必要か」という当事者意識と、具体的な行動変容を促すための実践型シミュレーションゲームです。

ゲーム体験を通して、カーボンニュートラルが叫ばれる背景と、「私たちは何を考え、どう行動すべきか」に関する学びや気づきを提供します。

組織内でカーボンニュートラルが進まない「問題」や「壁」を打破するためのワークショップツールとして活用が提案されています。

【実施例】

環境省本省、環境省近畿地方環境事務所、国立環境研究所、福島県いわき市、福島県喜多方市、富山県富山市、愛媛県今治市、京都府木津川市、宮崎県延岡市、愛知県半田市、北海道釧路市、全国市町村国際文化研修所（JIAM）、東北大学公共政策大学院、慶應義塾大学安宅研究室、宮崎県延岡市立一ケ岡小学校、ソフトバンク、福島県中小企業家同友会いわき支部

CHANGE FOR THE BLUEカードゲーム

海洋ごみ問題という巨大な社会課題を「自分ごと化」し、日常生活での行動変容を促すための、ゲーム型アクティブラーニング学習教材です。

海洋ごみ問題が身近な課題であることを体感させ、「海洋ごみを減らす行動」の第一歩を踏み出すきっかけづくりを目的としています。

参加者が農家、漁師、役場、工場など12種類の役割を担い、「仕事カード」と「生活カード」から行動を選択することで、地域の状況メーター（ごみ・汚れ、便利さ、市民意識など）が変化する様子をシミュレーションします。

小学生高学年から高校生向けの授業教材として最適化されていますが、大学生や社会人向けの講座にも利用可能です。

SDGsトーク、THE SDGs　アクションゲームXクロス

SDGsトーク

対話を通じて自分の中にある「SDGsの種」に気づくためのコミュニケーションカードツールです。SDGsの基本概念を深く理解し、参加者間の良好な関係性を構築することを目的に設計されています。

問いを活用したシンプルなワークを通じて、SDGsの理解を深めると共に、自分の中にある「SDGsの種」（自分自身の関心や行動意欲）を発見することに焦点を当てています。

製品自体もFSC®︎認証用紙や環境配慮型インキを使用し、水なし印刷で製造されており、環境問題への配慮がなされています。

THE SDGs アクションカードゲームX（クロス）

SDGsの核心的な課題である「トレードオフ（ジレンマ）」の解消を目指し、環境・社会・経済がバランスよく成長するアイデアを協働で創出するための思考訓練ツールです。

SDGsの17目標達成において生じる「トレードオフ」（一方を得るために他方を犠牲にする関係）を克服し、「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現するアイデアを創出することを目指します。

金沢工業大学SDGs推進センターによって開発され、ゲームデータは無償提供されています。

THE SDGs　アクションゲームXクロス

カードゲームが有効な理由

4つの学習スタイルを統合した経験学習プログラム

4つの学習スタイル（講義、議論・対話、行動、観察）を効果的に組み合わせて設計します。
人によって得意な学習スタイルに異なりがあるからこそ、複数の学習スタイルを統合した経験学習プログラムが、知識の定着につながります。

ふり返り（対話）

ゲーム体験をふり返り、自身のメンタルモデルや得意不得意への気づきを促します。
また、他の参加者との価値観・考え方の違いを学び合います。

レクチャー（講義）

講師から学習テーマに関する講義を行います。
自己理解が進んでいる状態だからこそ、学習内容の理解を深めやすくなります。
（わかったつもりを防ぎます）

ワーク（演習）

学んだことが身についているかどうか、演習や2回目のゲーム体験を通して確認します。

ふり返り

学んだ内容を振り返り、他の状況にも応用できるように抽象化・一般化し、自分の中に落とし込みます。

導入シーン別の効果

SDGsカードゲームは、楽しみながらも「組織の縮図」を体験できるため、新人研修から管理職研修まで幅広く活用可能です。

自治体・行政：「縦割り」を解消し全体最適を学ぶ

「縦割り行政の弊害（部分最適）」を可視化し、部署を超えた「連携（全体最適）」がないと地域課題が解決できないことを体感させることができます。

  • 各課が個別の予算・目標（部分最適）を追うあまり、市全体（全体最適）の成果が見えなくなっている現状に気づくことができます。
  • 実際の行政運営では許されない失敗をゲーム上で経験し、「なぜうまくいかないか」を肌感覚で理解することができます。
  • ゲーム後半に、資金や人が不足する局面で、民間や市民と手を組む（パートナーシップ）ことの効果を体感することができます。
  • 現状の積み上げではなく、あるべき未来の姿（ゴール）から今の施策を考える思考法（バックキャスティング）が身につきます。
  • ゲーム体験を共有することで、部署間の連携ハードルが下がり、庁内全体でSDGsを推進する土壌が生まれます。
項目一方向講義（座学）グループワーク（討議）カードゲーム（シミュレーション）
主目的知識付与・制度理解意見交換・共有意識変革・行動変容
「縦割り」への効果効果薄（個人の理解に留まる）中（対話は生まれる）大（連携しないとクリア不可）
記憶定着率5〜10%50%程度75〜90%（体験学習）
受講者の反応受動的・眠くなりやすいテーマにより温度差あり能動的・熱中しやすい

企業・経済団体：SDGsを「コスト」から「投資」へ変える

商工会議所・商工会・中小企業家同友会・法人会等の経済団体で

「SDGsは大企業のCSRである」という誤解から「中小企業の生存戦略（リスク回避・採用・新規事業）」へと認識転換させ、会員同士の濃密な異業種連携を生み出す起爆剤になります。

  • 中小企業の生存戦略としてのSDGs理解と、最強の異業種連携「稼ぐためのSDGs研修」を体験できます。
  • 「SDGsは大企業の話」だと思っている間に、サプライチェーンからの排除や採用難のリスクが迫っている「茹でガエル」状態への警告に気づきます。
  • 難しい勉強ではなく、カードゲームを通じた経営シミュレーションで、なぜ今SDGsが必要なのかを体感できます。
  • ゲーム内で「資源不足」や「環境変化」に直面した時、他社と手を組む（パートナーシップ）ことでしか突破できない体験が、その後の実際の仕事に必ず活かすことができます。
  • 本気の交渉と協力を行うため、参加者同士の「人となり」や「ビジネススキル」が分かり、実業での連携が一気に加速します。
  • SDGsを「コスト」から「新たな武器」へ。会員企業の持続的発展と地域貢献を同時に実現するきっかけとなり、参加者の視座が確実に高まります。
項目講演会・セミナー賀詞交歓会・懇親会カードゲーム研修
参加姿勢受動的（聴講のみ）社交的（挨拶中心）能動的（本気の交渉）
交流の質ほぼ無し浅く広い深く濃い（共闘関係）
得られるもの知識・情報顔見知り腹落ち感・パートナー
経営への効果忘れやすい即効性は低いマインド変革・連携創出

社員研修で

SDGsを「コスト（義務）」ではなく「投資（ビジネスチャンス）」と捉え直させ、部門の壁を超えた「全体最適」の視点を持たせることができます。

  • 「本業と関係ない」「ただのコスト」「CSR（社会貢献）でしょ」という現場の誤解が、イノベーションを阻害していることに気づかせます。
  • 社会課題解決が利益につながるメカニズムを体験することができます。
  • 自部門の利益だけを追求する「部分最適」が、結果的に経営環境を悪化させ、経営のリスクになる構造を学びます。
  • 2030年、2050年のゴールから逆算して、今やるべきアクション（新規事業や業務改善）を決めるバックキャスティング思考が身につきます。
  • 共通体験を通じて部門の壁（サイロ）を壊し、社員同士の連携とモチベーションを高める最強のチームビルディングツールとして最適です。
項目eラーニング・座学ワークショップ（討議）カードゲーム（体験）
学習深度知識のインプット（知る）意見の共有（考える）構造の理解（腹落ちする）
ビジネス視点義務感・コスト意識になりがちアイデアレベルに留まる本業との関連性を実感できる
学習定着率5〜10%50%程度75〜90%（体験学習）
チームビルディング効果なし（個人学習）中（グループ内のみ）大（会場全体での交渉・協力）

学校・教育現場：トレードオフを理解し主体性を育む

「知識の暗記」を「自分事としての体験」に変換し、複雑なトレードオフ（あちらを立てればこちらが立たず）を直感的に理解することができます。

  • 知識から行動へ変える体験型学習プログラムは大変有効性です。
  • 知識として知ってはいるが、「自分に何ができるかわからない」「きれいごとに聞こえる」という生徒の現状を解決します。
  • 経済優先で進めると環境が悪化する等の「トレードオフ」をゲーム上で経験し、システム思考を養うことができます。
  • 交渉や協力を通じて、コミュニケーション能力と主体性が同時に育まれます。
  • 教育効果（定着率）は座学と比較して大きな効果が見込めます。
項目座学（講義）映像視聴カードゲーム
学習スタイル受動的（聞く）受動的（見る）能動的（参加する）
学習定着率5%程度20%程度75〜90%（体験学習）
習得スキル知識・用語イメージ・文脈交渉力・課題解決力
弱点退屈になりやすい行動に繋がりにくいファシリテーターの技量が必要

市民講座で

「難しい・関係ない」という心理的ハードルを下げ、日々の買い物や生活習慣が「地域の未来」に直結していることを楽しみながら実感させるために効果があります。

  • 遊びながら学ぶ！SDGsカードゲーム体験会、地域の未来をどうつくるか、ちょっと不思議なシミュレーションを体験できます。
  • 「電気を消そう」「プラスチックを減らそう」…大切なことだけど、ちょっと窮屈で、自分一人やっても変わらない気がしてしまう。SDGsって、「我慢すること」ではないことを理解していただきます。
  • 勉強はしません。カードを使って買い物や仕事をしながら、世界のバランスが変わる様子をみんなで体験します。
  • 大人も子供も、一緒に作戦会議。年齢も職業も関係なし。「どうすればクリアできる？」と話し合うことで、ご近所さんとの新しいつながり（コミュニティ）が生まれます。
  • スーパーでの買い物や、ゴミ出しの一つ一つが「未来への投票」だと気づくことがSDGsの第一歩であることに気づきます。
項目講演会・パネルトークワークショップ（付箋）カードゲーム体験会
参加ハードル普通（興味ある人のみ）高い（意見を言うのが怖い）低い（遊び感覚）
雰囲気静か・真面目少し緊張感あり賑やか・笑いあり
交流範囲隣の人程度グループ内のみ会場全体（歩き回る）
持ち帰るもの知識・資料自分の意見感動・つながり

チームビルディング効果とは

チームビルディングとは

  • メンバーのスキルや能力、経験を最大限に発揮し、目標を達成できるチームを作り上げるための取り組みのこと。
  • 組織のパフォーマンスを向上させる活動のひとつで、組織のメンバーが自分の能力を発揮しつつ、全体として目標を達成するための組織開発力を高めます。
  • チームビルディングに注力することで、目標達成に向けてメンバー同士がサポートし合い、問題を解決できる組織を構築することが期待できるようになります。

SDGsカードゲームがチームビルディングにもたらす4つの効果

「個」と「全体」の目的共有（ビジョンの浸透）

ゲーム中、参加者は「自分の目標達成（個人の利益）」と「世界のバランス（全体の利益）」のジレンマに直面します。

  • チームへの効果
    • 自分の仕事（KPI）と会社全体のビジョン（パーパス）をどう両立させるかという、現実のビジネス課題を疑似体験できます。
    • 「自分さえ良ければいい」という思考から、「全体が勝つために自分がどう動くか」という視座への転換を促します。

コミュニケーションと交渉力の向上

ゲームでは、自分の目標を達成するために、他者とカード（資源やお金）を交換したり、協力したりする必要があります。

  • チームへの効果
    • 普段関わりのないメンバーとも話す必要が出てくるため、部門の壁（サイロ）を超えたコミュニケーションが発生します。
    • また、相手のニーズを聞き出し、自分のリソースを提供する「Win-Winの交渉」を自然と練習することになります。

相互理解と心理的安全性の醸成

ゲームの後半や振り返りの時間では、プレイヤーの性格や価値観が色濃く出ます。「積極的に動く人」「慎重に周りを見る人」「困っている人を助ける人」などです。

  • チームへの効果
    • メンバーの素の価値観や行動特性を知ることができます。
    • 「この人はこういう時に頼りになる」「あの人はこういう想いを持っていたのか」という発見が、相互の信頼関係（ラポール）を深め、心理的安全性を高めます。

システム思考（全体俯瞰力）の獲得

誰かの行動が巡り巡って自分の状況に影響を与える、という「つながり」を体感します。

  • チームへの効果
    • 「自分の部署のミスが他部署にどう影響するか」「今の行動が将来にどう返ってくるか」というシステム思考（全体を俯瞰する力）が養われます。これにより、チーム全体での連携ミスを減らす意識が芽生えます。

チームビルディングとして成功させるための鍵

単にゲームをして「楽しかった」で終わらせないためには、ゲーム後の「振り返り」が最も重要です。

振り返りで話し合うべき問いの例

  • 「ゲームの前半と後半で、チームの動きはどう変わったか？」
  • 「なぜ、協力体制が生まれたのか（あるいは生まれなかったのか）？」
  • 「今日の気づきを、明日からの業務にどう活かせるか？」

この対話を通じて、ゲーム内の体験が現実のチーム課題とリンクし、より強固なチームワークへと昇華されます。

ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください
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