喜美運送様は福島県中小企業家同友会いわき支部の会員仲間。
2024.11.2開催時のSDGsde地方創生カードゲームの様子
第2回目のカードゲーム型の教育プログラムには、前回に引き続き20名を超える社員が参加。
会場はいわきトラック事業協同組合内の「研修室」。
皆様には会場設営と片づけにご協力いただきありがとうございました。
今回は伊藤社長と矢内さんにゲーム運営側のサポートをお願いしました。
伊藤社長よりご挨拶

- なぜSDGsに取り組み始めたか。
- 社長自身がカードゲームに参加して感じたこと。
- 今日のカードゲームで学んでほしいこと。
イントロ
- SDGs de 地方創生とは?
- そもそもSDGsとは?
- 世界の状況
- 地方創生の取り組み
- このゲームの背景
- ゲームで伝えたいこと

ゲーム開始



開始直後から積極的にチーム間の交流が行われました。
一方でゲーム自体のルールや自分の目標達成方法がわからない方もいらっしゃいました。
しかし理解が進んでくると、他のチームとの対話や行動が活発になり、いたるところで歓声が聞こえたりと熱気を帯びてきました。
ゲームの結果
上段が開始前、下段ゲーム終了時。

- 人 口:スタート時 5 → 終了時 4
- 経 済:スタート時 5 → 終了時 8
- 環 境:スタート時 5 → 終了時 11
- 暮らし:スタート時 5 → 終了時 3
チーム目標達成状況:10チーム中7チームが達成しました。
前回2024.11.2の結果

- 人 口:スタート時 5 → 終了時 7
- 経 済:スタート時 5 → 終了時 12
- 環 境:スタート時 5 → 終了時 11
- 暮らし:スタート時 5 → 終了時 15
チーム目標達成状況:10チーム中9チームが達成。
いわき市の現状、世界の潮流
①人口 ②経済 ③環境 ④暮らしの各項目に関するデータを説明しました。
- 将来の予測された人口推計。
- 消滅都市に呼ばれているのは過疎地域の町村だけではないこと。高齢化率は上昇していくこと。
- いわき市は地域外にお金が流出しており、今後経済が縮小する可能性があること。私たちひとりひとりの購買行動が起因している。
- 地産地消ってすばらしいSDGs。経済と環境は好循環するお話し。
- 福島県は一人当たりCO2排出量は全国ワーストクラスといわれている?
- さらにいわき市は福島県内でも最大排出量の都市である。
- 福島県のゴミ排出量は全国最多(最下位)、リサイクル率全国ワースト2位。
- 潤っている業界、企業もあるという皮肉な状況。
- G7環境相会合声明採択「石炭火力発電、2035年廃止合意」
- 大手企業が相次いで廃止撤退の声明の一方で、福島県内には多数の火力発電所が存在していること。
- 従来想定してきたマチの課題と想定してこなかった新たなマチの課題。
- SDGsを有効活用して、新しいマチの課題を確認することができる。
- 伝えたいメッセージ
振り返りのワーク
なぜこのような変化が生まれたのか、SDGsの視点を「まちづくりや経営に活かす」ための洞察を得ていきます。



グループごとに対話
- 成功した時の理由、その時に起きていたこと、気をつけたこと
- うまく行かなかった時の原因や自分たちの反省点
- 現実世界でも起きていたり、似たようなケースがあると感じたプロジェクト
- 現実世界でまちを良くするために、自分たちが行動すること

対話した結果を発表いただきました

伊藤社長より
今回も好評で、やってよかった、もう一度やりたい等の感想を聞いております。
私といたしましても、上手くいかない方がより考えて今後にいかせるのではないかと思うのであの結果が良かったと思っております。
矢内も大内先生側からみた視点が違う楽しさがあったようで喜んでおりました。

SDGsを学ぶことは、人間成長~企業成長のきっかけにとても有効です。
今回の体験が、社員の皆様同士の関係の質向上、さらにはおひとりおひとりの人生観においても好循環のきっかけになれたらと思います。
民間企業がSDGsとまちづくりのカードゲームを体験する意義
SDGsの本質を“体感”として理解できる
カードゲームでは、ただの座学ではなく、ゲームを通じて「なぜSDGsが必要なのか」「持続可能でない状態とは何か」を直感的に学べます。これにより、SDGsが単なる“国連の目標”ではなく、日々の経営判断に直結する“自分ごと”として理解されます。
まちづくりとビジネスの接点を発見できる
ゲーム内では自治体・企業・住民などの様々な立場を演じながら、まちの課題に取り組みます。これにより、企業として地域にどのように貢献できるのか、逆に地域の課題が自社の事業機会となり得るかなど、ヒントを得ることができます。
多様なステークホルダーとの“対話力”が育まれる
他の参加者と協力・交渉しながらゲームを進めることで、立場の異なる人々と目標を共有し、調整する力(=ステークホルダー・ダイアログの力)を実践的に学べます。これは地域連携やCSR、共創ビジネスにおいて極めて重要な力です。
社内のSDGs推進・チームビルディングに役立つ
部署を超えた参加や異なる役割の体験は、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。「SDGs担当部署だけが動く」のではなく、全社でのSDGs浸透にも効果的です。
企業の未来戦略と地域の将来像をつなげるヒントに
持続可能なまちづくりと企業の持続可能な成長は、実は密接につながっています。ゲーム体験は、脱炭素・人口減少・高齢化・地域経済活性化といったリアルな課題に対し、自社がどのように関わっていけるかを考える「未来戦略」のきっかけになります。
こんな経営者におすすめ!
地域との関係性を強化したい経営者
地元に根差した企業として、自治体や地域住民ともっと良い関係を築きたい、と考えている方。
まちづくりの視点をゲームで体感することで、共創や連携のヒントを得られます。
新しい事業のヒントを探している経営者
成熟市場の中で、次のビジネスチャンスや社会課題解決型ビジネス(CSV)の種を探している方。
ゲーム中の課題や他参加者との対話から、思いがけない着想が得られることも。
社員の意識改革や一体感づくりをしたい経営者
社内にSDGsを浸透させたい、部門間連携を高めたいと考えている方。
ゲーム形式なので、楽しみながら学べ、社内研修にもぴったりです。
地域課題を“自分ごと”として捉えたい経営者
環境問題、人口減少、雇用の流動化など、地域が直面する問題に漠然と関心はあるが、具体的に何をすればいいかわからない方。
ゲームを通じて、実感と行動のヒントが得られます。
“社会的価値 × 経済的価値”の両立を目指す経営者
単なる利益追求だけでなく、社会や環境への貢献も企業価値と考える経営者。
まさにSDGsの考え方そのものであり、ビジョンと戦略の再構築に役立ちます。
SDGs de 地方創生カードゲームの有効性
①講義 ②議論~対話 ③行動 ④観察 の4つの学習スタイルを同時に短時間で行えます。
ゲーム体験を通じて「結果を変えるために行動する」際の、個人の価値観や考え方が重要な要素のひとつであることの気づきを得られます。
関係の質向上の大切さを学ぶことができます。

2019年に始まった「SDGs de 地方創生カードゲーム」。
これまで1万人以上の方にご体験いただき、日本全国の地域、企業、学校で活用されるプログラムです。
ゲームの特徴:地域循環共生圏(ローカルSDGs)を学べる
内閣府の進める「地方創生SDGs」と環境省が取り組んでいる「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」について同時に、楽しく学びながら、交流を深める機会となります。
- 環境・経済・社会の3つの要素を同時に解決する。
- 統合的な向上と脱炭素化を実現するために私たちがすべきこと。
- 持続可能なビジネスとは?
なぜ、地域づくり、地方創生はうまくいかないのでしょうか?
最大の要因、それが「分断」です。
- 民間と行政の分断
- 若者と高齢者の分断
- 地方と大都市の分断
- 業種・職種・業界間の分断
地域にはびこる様々な「分断」が人間関係を切り裂き、コミュニティを弱体化させ、多くの問題を引き起こしています。
そんな地域に今必要なもの、それがSDGs の考え方です。
SDGs と地方創生の考え方を学び、2030年までの10年間のまちづくりをリアルに体験・シミュレーションできるゲーム、それがSDGs de 地方創生です。
2030年まで残り6年。
折り返し地点を過ぎた今、私たちはSDGsを通じた持続可能なまちづくりの実現を強く感じています。
チームワークと戦略が求められるエキサイティングなカードゲームを通じて持続可能な未来に向けたアイデアを共有しませんか?
こんな方にぜひ体験してほしい
- 地域の中でSDGsの考えと実践方法を伝えたい方
- 学校の探究授業で導入を検討されている方
- 地域をSDGsの力を使って盛り上げたいと思う方
- SDGsアクションプランのことを学びたい方
- 地域循環共生圏(ローカルSDGs)のことを学びたい方
- 地域の中でSDGsの考えと実践方法を伝えたい方
- 学校の探究授業で導入を検討されている方
- 地域をSDGsの力を使って盛り上げたいと思う方
- 自治体職員の皆様
- 中小企業家同友会をはじめとする経済団体会員の皆様
- 地球温暖化防止活動推進員の皆様
- 学生の皆様
- 社員教育、人材育成方法でお悩みの方
子どもも大人も夢中になるカードゲーム。
これからのまちづくりのヒントに、いかがでしょうか?
初めての方も既に体験された方も大歓迎です。
これまで実施事例
SDGsde地方創生FES 2nd in福島(Fukushima)2024.5.11
東北誠和梱枹運輸&SEIWAエージェンシー(運送業・倉庫業・人材派遣業)
会津美里町役場2023(職員研修)
会津美里町役場2022(職員研修)
いわき夢実現塾様(経営者自己啓発)
喜多方市(地域住民オープン開催)
福島県中小企業家同友会いわき支部(会員限定)
会津坂下町(地域住民オープン開催)
オレンジ株式会社(不動産、賃貸、建設業)
さくら保険事務所(保険)
株式会社アメニティいわき(清掃・廃棄物処理業)③
株式会社アメニティいわき(清掃・廃棄物処理業)②
株式会社アメニティいわき(清掃・廃棄物処理業)①
株式会社リビングソーラー(太陽光発電システム販売設置業)
リビングソーラー様ではこの他にも定期的にカードゲームやワークショップの開催を実施しております。
SDGs de 地方創生の開催を希望される方へ
お気軽にお声かけ下さい。
- 公認ファシリテーターに開催を依頼する
SDGs de 地方創生公認ファシリテーターページに掲載しているファシリテーター連絡先から、直接ご依頼ください。公認ファシリテーターは、皆様にご依頼に応えられるよう、ゲームファシリテーションのトレーニングを積み、継続的によりよいファシリテーションを行えるように学びあっています。 - 事務局に相談をする
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自分自身が公認ファシリテーターになってSDGs de 地方創生ゲームを開催頂くことも可能です。公認ファシリテーターになりたい方へページをご覧いただき、公認ファシリテーターになるための手続き、申請を行ってください。
